銀魂 シーズン其ノ参 01 【完全生産限定版】

レビュー:
『男はトッシーに触れてどんだけ?の・・・』
 銀魂も三年目。挨拶がわりと自作100話およびジャンプ創刊40年を記念し、「セルフパ
ロディ」で始まる。
 きわめて完成度の高いパロディにして、正直「銀八先生」とともに正式な作品としてOVA
かなにかで見てみたい作品である。新八並のツッコミを撃破し、ボケに暴走しまくる作品世界
は健在だ。
 101話からの5話は満を持しての登場となる「動乱編」。真選組はあえていわなくてもい
いくらいに画面に登場し、主に「笑い」を提供している。「幻想小説」を散見するが、自分自
身で小説がかけるくらい、彼らの個性ははっきりしている。別に「動乱編」だからといって、
彼らの性格に新たな設定をプラスする要素はまったくない。むしろ、土方に「理不尽にふりま
わされる」境遇から、ヘタレ性を加味した程度である。
 それゆえに、伊東鴨太郎の描写が秀逸である。総悟と立たせることで土方への憎悪と卑怯さ
を、そして1年ぶりの登場となる万斉(つんぽ)と立たせることで野望のためならば手段を選
ばない非情さを表現している。無言で退を仕留めさせることでダメ押しをし、あえて我々に伊
東一派への憎悪を抱かせるように仕向けている。
 「真選組動乱編」のプロットはあえて言えば第14話「男はカエルに触れて・・・」のフォーマ
 ットをほぼ踏襲している。真選組の「鋼の強さ」は伊東によってかき乱された隊の結束が如
何様にしてひとつに結束するかにある。近藤曰く「武士という鋼の魂をもったサルたち」の活
躍。多少、血なまぐさい部分はあるが、是非堪能してもらいたいところだ。

詳細:銀魂 シーズン其ノ参 01 【完全生産限定版】
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