レビュー：
史実の再現性を重視している戦国シミュレーションゲーム「天下統一」シリーズの第五弾は、武田信玄が甲斐の覇権を握るところから始まる「猛虎迅雷」、織田信長が家督を継ぎ大名同士の争いが激しくなる「群雄割拠」、第四次川中島の戦いから始まる「飛龍乗雲」、本能寺の変後から始まる「巨星を継ぐ者」4つのシナリオを収録。また、グラフィックの大幅な強化と新要素が加わり、より一層楽しめるようになった。
プレイヤーは好きな大名家を選んで天下統一を目指すが、関白といった特定の役職に就いたり、一定の条件を満たすことでもエンディングを見ることが可能。武将ではなく“大名家”を選ぶことで、子孫でのプレイも可能となるため、より壮大なスケールでシミュレーションを楽しむことができるのは本シリーズの魅力のひとつ。「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」といった有名人はもちろん、「山本勘助」「直江兼続」といった名だたる勇将、ちょっとマイナーだか通好みの猛将まで、膨大な数の武将が収録されているのもユーザーに支持される理由だ。本格派の戦国シミュレーション好きにお薦め。（三井貴美子）