レビュー:
『初めはつまらなかったけど・・・』
シリーズ中でも、かなり面白い作品。
9にかなりハマッたので、
一枚マップは期待していました。
が、パワーアップキットなしの「三国志11」は本当につまらなかった。
それで付属のパワーアップキットを入れてみると、
これがかなり面白くなった!!
いつも兵糧不足で、合戦が地味になりがちだったのが、
「軍屯農」という建物の追加でかなり改善。
これは、兵士が増えれば増えるほど、兵糧収入も増える(実際は支出が減っているようです。)
というもので、これにかなり救われました。
都市の最大兵士数は15万人と決まっているものの、
「軍屯農」のおかげで、各都市が自立的に発展できるようになりました。
なので、城を攻略したあとに何度も何度も輸送部隊を派遣する手間が少なくなりました。
また、AIの強化が図られました。
敵AIも集団で攻めてきますので、
防御も怠れません。
また、敵AIはガンガン軍事施設を建設するので、
こちらも攻めるときに戦略を考えねばなりません。
なので、「技巧」もその開発のやりがいがあります。
隠し要素も多くあり、
「一枚マップ」にした意味が、ようやくパワーアップキットで証明されました。
■ エディタに関して(私見)
毎度、データをいじくれる機能が追加されますが、今回もそうです。
しかし、海外のゲームと比べると、自由度が無いなぁと思います。
せっかく「一枚マップ」なんだから、自由に拠点や城を設置したり、
地形を変更できたりすれば、楽しいのになぁと思います。(←もちろんですが、
「あらかじめ自分でマップデータを作っておいて、
それを開始時の設定画面で反映させる」という意味で。)
地形のほとんどが海のマップとか、逆に全部陸のマップとか、自分で作れたら楽しそう。
あるいは、各データの最大値を設定できたり、
兵器を自分で作れたり、兵種を自分で作れたり、攻撃力を変えたり、天災イベントを作れたり、武将の特殊能力を自分で作れたり、・・・etc
自分だけの「三国志11」を作れるくらいの自由度があればなぁと
エディタ機能を見て思いました。(贅沢かもしれませんけどね。)
でも、「武将図鑑」「列伝」はかなり充実してたし、
武将達はみんなイケメンと美女たちだったし、
ビジュアル的にも十分楽しめる作品に仕上がっています。
これぞコーエー作品!
そう思わせる意欲作でした。