レビュー:
『ジャケに批判が集中しているが』
シーズン弐のジャケットはファン投票で“名”コンビを選ぶという企画だったそうで、票を投じたファンにとってはお気に入りのキャラクター達が表紙を飾るか否かが切実な問題なのだろう。
喉元に白刃を突きつける構図はこれまでになく殺伐とした雰囲気だが、そこにBLと呼ばれる男同士のファンタジーな恋愛要素を嗅ぎ取る嗅覚と想像力、それを嫌悪する過剰な自意識に、これが腐女子というものかと苦笑せざるを得ない。
銀魂はそんなコアな層にしか楽しめない作品なのかと誤解を受けそうだが、むろんそんなことはない。原作、アニメともに男女を問わず楽しめる作品だ。特に20代後半?の読者にはリアルタイムで体験したネタも多く、元ネタを知った上でニヤリと笑えるのではないだろうか。
アニメ版も製作会社のコンテンツを生かした遊び心で味付けをされている。