ハイスクール・ミュージカル2 プレミアム・エディション

レビュー:
今、何時だ?「ハイスクール・ミュージカル2」の時間だ。2007年8月17日に放映されて以来、最も人気のあるケーブル番組の定番となった、ディズニー・チャンネルの大ヒット作の続編だ。学校が終わり、トロイ(ザック・エフロン)とガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)は、思い出に残るような夏を楽しみにしている。しかしトロイは大学に行くためのお金も作らなくてはならない。そんな時、自称イースト高校で一番人気の女の子シャーペイ(アシュレイ・ティスデイル)が、一番人気の男の子トロイに目をつけて、自分の両親が経営するカントリー・クラブで働かせてくれることになった。ガブリエラやほかのワイルドキャッツのメンバーも働けることになり、トロイにとって言うことなしに思えたが、クラブのマネージャー(マーク・テイラー)たちにひいきされたために、あらゆる人間関係がまずいことになっていく。
 あのオリジナル・ムービーのみんなが戻ってきた。ザックの親友チャド(コービン・ブルー)も、シャーペイの弟ライアン(ルーカス・グラビール)も、ガブリエラの友だちテイラー(モニーク・コールマン)も。ヒットしたサウンドトラックの歌も、オリジナルと同じように流れて、ノリがいい。トロイとガブリエラのデュエット(「あなたは私の心の音楽」後半ではロック調のシャーペイバージョンになる)、スポーティなヒップホップのナンバー(「ダンスなんてごめんだ」ただし今回はバスケットボールのコートではなく野球のダイアモンドが舞台だ)、ガブリエラの嘆きの歌(「もう行くわ」)、クライマックスのステージ・デュエット(「エヴリデイ」)、そして大勢で歌う最後のナンバー(「みんなひとつ!」)などだ。しかし、この続編は単なる現状維持にとどまらない。その他の曲の中には華やかなオープニング曲(「ホワット・タイム・イズ・イット」)、シャーペイのプールサイドの曲(「ファービュラス」)、パーカッションの効いた合唱曲(「切り抜けるんだ」)、そしてザックのソロ(「自分を取り戻せ!」)などがある。ダンスはさらに派手になり、過酷なまでにダイナミックで、また壮観でもある。また、「さあショーを始めよう」というアングルはサブプロットに過ぎず、ロマンスが前面に押し出されてきている――つまり「ハイスクール・ミュージカル」は、その純粋さをやや失ったと言える。しかし、それでもすべての年齢層の若者にとって楽しめるテレビ番組であることには変わりない。観察眼の鋭いディズニー・チャンネルのファンは、「シークレット・アイドル」のマイリー・サイラスがエキストラで出演しているのを見逃さないだろう。(David Horiuchi, Amazon.com)

ハイスクール・ミュージカル2 プレミアム・エディション
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