レビュー:
『西浦と桐青に、ありがとう』
まさかアニメで泣くなんて思ってもみませんでした。
試合結果は分かっていたはずなのに、西浦はもちろん桐青にも負けて欲しくないと思ってしまうんです。
敵チームにここまで感情移入してしまうなんて、本当に表現が上手いなと思います。
負けてしまったチームの投手が泣きながら捕手に謝るシーンではこっちもじわっときます。
たったひとつの学校の「夏」が終わっただけなのに、悲しい気持ちになってしまいます。
特徴的なのが勝った側より負けた側の心情を丁寧に描いているところです。
こういう描写は他のスポーツアニメにはありませんから、余計に心に響くものがあるのかもしれません。
おおきく振りかぶってに出会えて本当に良かった。
そして最後に、西浦と桐青に。
素晴らしい試合を、ありがとう。