レビュー:
『唯我独尊、天然無限』
Key原作/京都アニメーション製作の
『CLANNAD -クラナド- 』TVアニメ第10?12話を収録したDVD4巻です。
「AIR」「Kanon」の完成度をさらに練り上げ、狙い済ました作画、演出は絶妙で、
温かな人と町との絆を入念に描いています。まさに原作→TVアニメ化のお手本そのもの。
(総合6.3/10点)
第10回「天才少女の挑戦」★★★★☆8/10点
図書館の主・一ノ瀬ことみの天然爆発。壊れたラジカセのように
同じような場面、カットが繰り返される心地よいボケと不器用さに終始爆笑
丁寧に作りこんでいるのに妙な感覚と歪な感触満載です。前回の感動を損なうことなく、
うまく笑いで切り返した第2章開始です。前回といい、次回予告も確信犯
第11回「放課後の狂想曲」★★★☆☆6/10点
被害甚大、損害不明、死傷者多数?ヴァイオリンの音色が唸る放課後の前庭は
阿鼻叫喚のテンコ盛り。ことみの放つ破壊音が鼓膜と人体を抉ります
さりげない女性陣のアプローチがこそばゆく、ことみの無垢な可愛らしさと
自然体の醸し出す癒しはただの前奏曲に過ぎないのでしょうか(笑)
第12回「かくされた世界」★★★☆☆5/10点
ことみ、朋也、渚、杏、椋の4人の縁が紡ぐ絆と関係の温かさに安らぎます。
きっかけは唐突に、破綻は突然に。人が起こす悲劇が第3者にもたらす
トラウマの末端を窺わせる憂鬱さを漂わせていますが、まだ真相解明には
至らず次回に続くので単発評価は微妙。風子!?どっから沸いてきた(笑)