レビュー:
『★6つでいい!!』
スティーヴン・キングの原作「刑務所のリタ・ヘイワース」が、フランク・ダラボンによって映画化されたものです。
「えっ、リタ・ヘイワースがどんな関係有るのよ?」って思いますよね。
リタ・ヘイワースは1940年代のアメリカで人気の有った女優さんです。
愛称が「愛の女神」と呼ばれ、男性達のアイドルでした。
リタ・ヘイワースが本作にどんな関係をしてくるのか?
これはお楽しみです。
妻の浮気現場で逆上し殺人したとされる容疑で終身刑の判決を受ける銀行マンのアンディ(ティム・ロビンス)が、
無実を訴え続け、刑務所内でも希望を捨てずに明日を信じ続ける姿が描かれます。
どんな逆境にも刑務官からの暴力、仲間からの屈辱を肉体的に受けても、
自分の心の中だけは犯させない。誰も入ることは出来ない。
希望を持ち続けるアンディの長い長い戦いが始まります。
そして、何年もかけて大きな計画を練ります。
気が遠くなるような計画、しかし彼を支えているのは何事にも屈しない希望。
そして迎えるエンディング。
暗い刑務所から一転して、なんて清々しい清涼感の残る映像と余韻でしょうね。
アカデミー賞助演男優賞を受けたモーガン・フリーマンが味のある名優ぶりを発揮します。
これは、私の中では最大にして最高に心に残るベスト作品です。
本作は何度も再販されていますが、ほとんどが完売になります。
見つけた時に買っておかないと後悔しますよ。
中古市場にも滅多に出回りません。
それだけ、一度見たら手放さない方が多いということです。
見終わったあと、すぐにもう一度見たくなる映画ってありますか?
私には、この作品がそうです。