レビュー:
『最高にカッコいいバットマン』
他の方のレビューではジョーカーの素晴らしさが語られていることが多いので
こちらではバットマン=ブルースについて書きたいと思います。
本作ではキャラクターの「威力」でいえばヒース演じるジョーカーに食われているといわれているバットマンですがそんなことはありません。
本作で一貫して描かれ続けるブルースの「苦悩」。
平然と悪を貫くジョーカー、そして正義を貫くデント。
この2人とは違い、自分の行いに迷いを抱くブルース。
それでも「バットマン」を辞める事が出来ないのは何故か。
憎しみを仮面に隠し、殺意を心に閉じ込めジョーカーに対峙するシーンは
何よりも人間らしく、そして高潔だと感じました。
そして何故、彼は「ヒーロー」ではなく「闇の騎士」になったのか。
あなたの目で確かめる価値はあります。
最高にカッコいいバットマンです。