レビュー:
『WW2テイスト出しすぎだったのでは・・・?』
ちょっとリアルさにこだわるあまりに第二次大戦テイストを出しすぎたんじゃないかと思います。前シリーズの603技術試験隊という設定はほんとうにバランスがよかった。映像に未完成な部分もあったけれど、ストーリーに芯が通っていて引き込まれる作品だったと思います。しかし、今回の作品は時代背景から言って、ああいう雰囲気になるだろうかと違和感が常にありました。やはり戦場のヨゴレ感や厭戦感を押し出すなら湾岸戦争とかソマリア紛争あたりの延長線上にあるんじゃないかと・・・。この映像を見る限り不思議と悲惨さとか感情に響くものとかがイマイチ足りなかったです。
同じ地上戦を描いた作品でも「遠吠えは落日に染まった」は今でも繰り返し見たいくらいよいデキでしたが、それに比べるとちょっと物足りなかったです。
次作に期待します。