レビュー:
2007年11月〜2008年1月、フジテレビ系で放映された、岡田准一(V6)主演のアクション・サスペンス。共演は、堤真一、真木よう子ほか。“動く壁”となって要人の警護にあたる警視庁警備部警護課第四係の面々の死闘と苦悩を描いた物語で、複雑に絡み合った人間関係や疑惑の闇から目が離せなくなる好作品。岡田の身体を張った格闘シーン、容疑者との息づまる頭脳戦など、手に汗握るエピソードがふんだんにちりばめられており、観るほどに次の展開が待ち遠しくなる。物語の細部までじっくりと見直すことで、張り巡らされた伏線のかけらを見つける楽しみもある。――幼いころ目の前で両親を殺された井上薫(岡田)は、その体験から異常に鋭敏な五感をもっていた。成長した彼は、尾形総一郎(堤)のもと、“SP”となり……。(みきーる)