ちりとてちん 完全版 DVD-BOX III 落語の魂 百まで

レビュー:
『大団円・・・B子母になる・・・・・・そしてまだまだ続く!?』
喜代美=B子=若狭。
彼女に出会った人々は彼女によって運命を変えられ、また彼女の運命を変えました。
諦めていた落語の道を若狭に出会うことで再び歩み弟子の旅立ちを見届けて大往生した師匠。
落語しか知らない草々兄さんは若狭と知り合うことによって夫兼落語家に。
B子(喜代美)のトラウマだったA子(清海)は父の叶えられなかった塗り箸職人の道へと…。
全員、自分で決めた自分の道です。
お母ちゃんに進められて師匠の家に弟子入りして女落語家になったB子。
そのB子が初めて自分の意思で決めた自分のなりたいものとは・・・!?


ちりとてちん最終章、DVDBOX第三弾です。

草若師匠の大往生の後、女落語家として大成した喜代美は
喜代美と違って中々人生のうまく行かない周囲の人々の生き様を目の当りにします。
普通ならへこたれて自棄になるほどのヘビ?な現状。
しかし仲間や大人の手助けもありまして皆自分の力で新たな夢を
あるいは夢続行の道を見つけていきます。
そうして立ち直っていく人々の姿は視聴している自分をも元気付けられるものでした。
誰一人なおざりにされない、いらない人間の居ないドラマ。
さて最後喜代美は「おかあちゃんのようになりたいと」落語家を引退し
お腹の赤ちゃんを産むことを決意します。
唐突だぞ!!おい!?と思いましたがその後このドラマの展開を思い出して納得しました。
喜代美は今まで自分で決めたことは何一つありません。
落語家になるということもお母ちゃんが「喜代美が楽しそうだから」勧めたことだったし
結婚するという事も草々兄さんが半ば戸惑う喜代美を引っ張っていきました。
誰もが自分の夢を自分で決めていく姿の中、
頼もしく自分を導いてくれたお母ちゃんになりたいと思ったのは
実は喜代美が初めて自分で作り上げる人生の夢だったのではないでしょうか。
自分で自分の行動を決められない女の子が自分で生きる事と夢を決めるようになった。
その喜代美の成長と最後の決断に拍手したい気持ちです。

さてこのお話はここで幕となりますが…まだまだ続く予感!?
そんな感じでカラリと終る活きのよさ。

詳細:ちりとてちん 完全版 DVD-BOX III 落語の魂 百まで
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